日本人教師食事会について - 新おじさん教師のひとりごと

　今日は朝から濃霧だったので、晴天だと思ったら初秋に戻ったくらい暑くなりました。先週まで暖房をいれていたのに、今週から半そでの人もいるほど暖かくなりました。多分明日も暖かいと思います。

　今日は朝8時から夕方7時まで停電でした。大学の農学部棟の新設にともなう校内配電工事のためです。おじさんの住むＢ区全体が停電しました。以前停電した時は定刻を過ぎても回復せず、午後8時過ぎにやっと回復したのですが、今回は定刻に回復しました。

　農学部棟は多分11月中旬くらいから使用開始になると思います。逆におじさんの所属する外国語学院も来月中旬には移転するようです。さて、昨日はおじさんの街の日本語教師の皆さんと領事館の関係者との懇親会がありました。

　おじさんに街には、いくつも大学があって、日本語学部があります。そのうち、総合大学であるおじさんの大学と師範大学（教育大学）と外国語大学（外国語学院）の3校はいろいろ交流があります。古い点から言えば、外国語大学が一番日本語学部の歴史が古いです。

　おじさんの大学自身は80年の歴史がありますが、日本語学部の歴史は10年くらいです。師範大学の日本語学部はもっと新しく、今年4年目で来年の6月に卒業生が出ます。理系の就職は良いのですが、日本企業は現在景気低迷で日本語専攻の学生さんは就職活動でも苦戦しているようです。

　それに日本語学部がたくさん出来すぎたのも原因のようです。幸いおじさんの大学の日本語学部は2クラス50人弱なのでそれほどでもありませんが、外国語大学は5クラスくらいあるので就職先を探すのが大変なのようです。

　以上の話も、食事会で出ました。出席者は14人です。おじさんの大学の出席者が一番多く、おじさん夫婦と以前外国語大学で先生をしていて、現在留学生に戻った人を含めて6人出席しました。領事館の文化・経済担当の領事さんや副領事さんが3人きました。残りは師範大学が2人、外国語大学が3人です。

　色々話しが出ましたが、昨日書いた繁華街の軍人さんと警察官の話しも出ました。どうもおじさんの街でもデモがあるとの噂で出動していたようです。半信半疑だったので、完全なデモ鎮圧体制でなく、とりあえず万が一に備えたというようです。

　人出の多さは、意外なことで、ハロウインバーゲンのためなのだそうです。そう言えばデパートの中でもハロウインの仮面を買う人もいました。またレストランなどではハロウインの特別料理を出すと書いてありました。日本でも少しずつハロウインが広がっていますが、中国の方は広がり方は早いようです。

　色々な話題がでました。今年は先生の入れ替わりが結構ありました。おじさんの大学でも2人来て1人別の学校に移りました。領事館の文化担当領事も交代です。領事館は外務省プロパーの人は少なく様々なところからの出向人事が多いです。前の文化担当領事は国際交流基金からの出向でした。

　日本語教師の方も様々な経歴です。大別するとまず国語教師からなった人です。おじさんとおじさんの大学で同時に赴任した先生がそうです。一番多いのは民間企業を定年したり、途中で退職して先生になった人です。おじさんの大学に今度赴任した先生のひとりがそうです。某有名電機メーカーの社員を退職して、先生になりました。

　また外国語大学の先生でおじさんの街の日本人教師会の長老の先生もそうです。こちらは、某有名商社を定年後、まず留学生として中国に来てそのまま先生となり17年中国ですごしたのだそうです。来年80歳になるのでそろそろ引退を考えているそうです。元商社マンだけあって、中国の情勢にとても詳しいです。現中国大使とも知り合いのようです。

　師範大学の2人の先生も元サラリーマンで途中退職や定年退職後来られた方です。一人の先生は去年来られました。定年後日本語教育の大学院に行ってそれから来たのだそうです。もう一つのタイプは留学生を終了して、そのまま日本語教師になる人です。外国語大学の若い人がそうでした。

　当初予定していた先生が病気で来れなくなって、急きょ先生になったのだそうです。今おじさんの大学で留学生に戻った人も、留学生を終了して1年先生をしたのですが、やはり向いてないと思って、再度留学生に戻ったのだそうです。

　様々な経歴の先生たちなのでとても個性豊かです。日本にいた時の先生は、当然ながら20代に先生になってずっと同じ県で仕事をしています。元サラリーマンで定年後や途中退職で先生になった人はほとんどいません。ですから、同じ先生と言っても随分雰囲気が違います。

　今日は午前中は教会で、午後は買い物に行きました。とにかく早く帰ってもパソコンもできないし、テレビも見れないからです。今週から日本概況も中級作文も新しい内容に入るので授業の準備を明日はしなければなりません。　