新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

おじさんの忙しい日(教材作り)

 今日は朝から曇り空でした。さすがに雨は降らなかったのですが、明日の予報は雨です。今日は休業日なので、朝からいろいろニュースを見ていました。あるサイトがあって、そこは経済や政治に関する内外のき評論記事を載せるので、いつも見るのを楽しみにしています。
 
 今日の記事を見ると中国バッシングのオンパレードです。記事によれば日本だけでなく、アメリカやヨーロッパ、それに東南アジアでも中国バッシングがひどいようです。バッシングでもあり、脅威に対する警戒感とでもいうのでしょうか。
 
 しかし、同時に日本も中国もロシアもアメリカも国内からは弱腰外交を突きあげられているようです。一見強腰の中国も、国内的には弱腰を非難されているようです。逆に言えばどこの国も妥協が許されない状況のようです。妥協をすればその政権は国内での支持を失いそうです。
 
 理由は分かっています。国内経済が豊かで順調であり、将来も不安がない時代はどこの国も外交に興味はないし、どちらかというと余裕を持って対処できます。しかし、不況で将来に不安がある時はどこかにはけ口を見つけます。外交はもっとも標的になりやすいのです。逆に強気にでることで国民の不満を抑えることもできるのです。
 
 現在のような世界的不況の中で、どこかの国だけが妥協することは難しいようです。そう考えると暗澹たる気持ちになります。今日の世論調査民主党自民党に支持率で抜かれましたが、自民党政権になってもねじれは変わらないし、外交問題でも強気だけでやれるものではないでしょう。そうなると、また自民党の支持率は低下するだけでしょう。
 
 まあそんな難しい話しはやめにして、今日の忙しかったおじさんの一日の報告です。忙しかった理由は色々依頼された用件があったのと、授業準備のためです。依頼は今日本の大学へ在外研究員で行かれている中国人の先生から、今教えている授業について簡単にまとめた報告がほしいと連絡があったのです。
 
 その先生はいま関西地方のある大学にいますが、今度おじさんの大学で行われている日本語教育について、学内で発表するのだそうです。それで日本人教師であるおじさんがやっている授業報告が必要なのです。もう一つは日本の大学院を春に受験する指導学生(日本のゼミ生相当)さんに入試問題分析と対策資料の一部を作ったのです。(おじさんが指導できるのは、日本文化論と日本文学史、それに日本語文法です。)
 
 授業の方は「日本概況」で「日本の地域と自然」の関係についてやったのでそのまとめ資料を作ったのです。今週から日本の伝統文化についてやります。これは大学院入試などでも取り上げられるのでやっておかねばなりません。内容は、芸能(能・狂言・歌舞伎・文楽など)や茶道・華道など、それに伝統スポーツ(剣道・柔道・相撲など)です。
 
 中級作文は、今敬語表現をやっています。外国人にとって敬語を使った文章表現はなかなか困難です。ですからなおのこと、大学でやっていなければ日本企業や日本に行って恥をかきます。それで、敬語の説明をしたのですが、今週から実際に敬語を使った文章を作ります。やり方は平常の文章を敬語を用いた文章にかえるのです。
 
 これらの資料を作ってメールで送ったのですっかり疲れてしましました。明日は午前中1コマですが、食べ物がそろそろなくなりつつあるので、買い出しに行かねばなりません。