新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中国大学サークル募集活動

 今日は朝は曇っていたのですが、午後から晴れてきました。明日も晴れのようです。株価は共和党の勝利で少し持ち直したのですが、全体的な底上げでおじさんの持ち株はそれほど値上がりしませんでした。円高もとりあえず81円くらいでとまっているようですが、まだまだ不透明です。
 
 さて今日は地獄の木曜日でした。朝7時過ぎに出て、夕方6時近くに帰ります。これだけ見ると普通の勤務のようですが、実際は45分×7コマの授業です。高校に勤務している時でも、最大6コマしか授業がないので、7コマはなかったのですが、大学に来てこんなにハードなのは初めてです。と言っても後3回でこの苦労も終わります。(午後の3コマは大学院の授業です。)
 
 そうなれば、午前中45分×4コマですから、それほどでもありません。今日はこれまでと違って、自分でしゃべりっぱなしなので大変だったのです。読者の皆さんの中で、カラオケをやられる方がいたら、45分×7回歌い続けることを想像していただけたらどれだけ大変か分かると思います。
 
 今日だけ全て自分で話しましたが、来週からは午前中の45分×4コマは学生さんの発表です。来週の発表は日本の伝統文化についてです。スポーツ(剣道・柔道・相撲)や趣味(茶道・華道など)それに、芸術(浮世絵や日本画)について学生さんが調べてきて発表します。それが終わると、5回くらい日本の歴史をやって前期が終わります。今年はとても早く1学期が過ぎていきます。
 
 今日のブログネタは、D区のサークル募集活動についてです。食堂前の広場では、色々なイベントや募集をやっています。先週はボランテイア活動団体がメンバー募集をやったり、病気の同級生のための募金活動などをやっていました。日本と違って、中国では入学早々1月にわたって軍事訓練があるし、終わって10月初旬は国慶節の休暇です。そんなわけで、新入生がやっと大学に慣れ出すのがこの時期なのです。
 
 日本のように入学式当日に大々的なサークル活動募集はしません。しばらく慣れてからやります。ちなみに中国ではサークルや部活動のことを「社団」と言います。何だか日本と違った印象を受けます。それだけでなく、日本にはない社団活動(サークル活動)もあります。それはおじさんの大学だけの独自の活動なのか、中国の大学全体の活動なのか分かりません。(おじさんは自分の大学のことしか知らないので)
 
 まず食堂前広場で目についたのは、昔懐かしい言葉です。日本ではほとんど死語になった言葉です。「マルクス主義理論研究会」というサークルです。もちろん中国語で「マルクス」と書いています。(おじさんもこの中国語は分かります。)さらにサブタイトルとして、「中国化」という言葉もあります。つまり、中国の現実にマルクス主義をどうあてはめるのか、その理論研究会のようです。このサークルは当然のことながら余り人気はありませんでした。
 
 日本と同じ音楽サークルは二つありました。生演奏をしていました。一番人気は「ヨガ研究会」です。これは、女子学生さんに人気で、申込書を次々に書いていました。恥ずかしながら、「ヨガ」という中国語が読めず、通りがかった、日本語学部の中国人の先生に読んでもらいました。
 
 まず日本ではないと思われるのが「人性善研究会」(在人会)です。意味は、儒学でいう「人の性は善」(人間の本質は善である。)という言葉です。ボランテイアでもする団体なのかと思ったら、性道徳や性知識の普及を図る団体なのだそうです。なぜ中国のサークルにこのようなものがあるのか不明です。コスチュームがすごいのが、文芸部です。このサークルは中国の昔の衣装の研究をやるのだそうです。それで、中国の昔の服装をして、会員を募集していました。
 
 その他行政管理研究会(これは行政管理学院の団体なのだそうです。)というのもあって、こちらは、地元政府と協力してボランテイアをやるようです。高齢者の慰問や、小中学生の勉強の面倒をみたりします。演劇研究会もありました。毎日D区にきたらいろいろなサークルが見れるのかもしれません。
 
 新入生歓迎の学院対抗サッカー大会もあったりします。このD区は大学以外何もないところなので、少しでもイベントをして学生さんを楽しませているのかもしれません。明日は午前中はD区で午後はA区です。明日で1週間が終わります。