中国テレビ番組あれこれ - 新おじさん教師のひとりごと

　天気は晴天の予想でしたが、曇り空のままです。今日まで休業日です。昨日までツマクマは体調不良だったのですが、今日は元気になりました。それでヨガに行っています。なぜか突然ヤフーのニュースが見れなくなりました。トピックは見れるし、政治サイトも見れるのですが。中国では、当然ある画面が見えなくなったりするのは普通です。

　おじさんは日本の行政情報も見るため、官報を日本では見たいたのですが、中国では完全に文字化けして見れません。桜井某女史のコメントも見れません。繋がらないのです。ＦＣ２ブログも駄目になりました。

　さて、今日は中国のテレビ番組についてです。これについてはこれまで何度も書きましたが、今日は報道番組を中心に書きます。日本ではあれほどビデオ問題が取り上げられているし、政治とカネの問題もあるので、中国でも報道されているとお考えでしょうが、全くそんな報道はありません。そもそも日本や韓国関係の報道はほとんどありません。タイなどは結構報道があるのですが。

　昨日の全国版のニュース（中国中央電視台ＣＣＴVが午後7時にほぼ全国に流します。）では日本関係のニュースは30分間のニュースの時間の最後に一つだけです。それは日本に帰国していたロシア大使がロシアに帰任したニュースです。ところでそれでは、どんなニュースが多いかと言うと、中国首脳（主席・首相・副主席・副首相）などが、外国訪問したり、外国要人と会ったりしたニュースです。

　本当にニュースを見ていると、中国の首脳は外国へ行ったり、外国人の要人と会っています。管さんも外国要人と会ったりしているのでしょうが、日本ではほとんど報道されません。ただ、今のように国会で問題が山積みになっていたら、外国へ行くのは難しいでしょう。

　それにしても、中国首脳はよく外国へ出かけます。一番気になるのはアフリカへどんどん出かけていることです。日本ではアフリカ外交はそれほど盛んではありませんが、中国がアフリカに注目しているのは事実です。中国国内の内政はだれが取り仕切っているのだろうと思うほどです。

　外国関係ではヨーロッパの要人とよく会っています。北朝鮮の将軍様が来た時はトップで報道しました。ニュース以外では、昨日珍しく日本関係の報道を30分もやっていました。自衛隊関係者が聞いたら泣いて喜ぶ話しです。中国では先日も日本関係の報道をやっていました。これも自衛隊関係です。（北京の防衛駐在官も当然見たと思いますが。）

　昨日は海上自衛隊の潜水艦についてでした。軍事関係の専門家が、日本の海上自衛隊の潜水艦について解説していました。もちろん中国語なので完全には理解できませんでしたが、日本の潜水艦は世界でも有数の性能であると評価していました。原子力潜水艦でない通常潜水艦ではトップクラスだというのです。

　自国第一の国としては珍しいです。それに日本が所有する潜水艦は全て90年代建造で最新式のものばかりでだというのです。それに日本は戦争中航空機を搭載できる潜水艦も実用化しており、技術の蓄積もあるといいます。また無音化も優れていると評価していました。自国については潜水艦は老朽化したものが多いと評価しています。

　また、別の日には、日本の最新式のジェット戦闘機の購入についても評価していました。ただこの戦闘機はアメリカが技術流失の問題で売却をしぶっているようです。中国の軍事専門家も決して日本を侮っているわけではありません。当然のことですが、中国のテレビ番組は全て政府がチェックしているでしょうから、この番組の政府公認の報道です。

　その前はインドの軍事力拡大についても報道していました。今の中国にとって軍事的に意識しているのは、アメリカ・ロシアを除けば、日本とインドです。特にインドにしても日本にしても陸上で戦うことはあり得ない（第7艦隊がいる限り）ので、やはり海と空の軍事力が注目されるのですインド空軍が装備を最新化していることを報道していました。ロシアとは先日の軍事報道では山岳戦闘に関する共同訓練をやっていました。

　対テロ作戦については、パキスタンやタイ、インドネシアなどと共同訓練をしています。現在の中国は合同訓練や合同演習を通じて、軍隊の様子を各国に公開しているようです。かって竹のカーテンと言って全てを秘密にしていたのですが、今では一般のテレビ報道でもこんな軍事情報を知ることができるのです。

　随分中国も変わったと思いました。明日からいよいよ授業開始です。