新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

日中日常生活比較

 今日は一日寒い雨でした。おじさんは今日まで休業日です。今日は木曜日にある日本概況の資料作りをしました。今週から歴史に入ります。以前書いたように微妙な近代史は少なくして、近代以前を時間をかけてやる予定です。近代などは、明治に入ってすぐ台湾出兵日清戦争日露戦争と中国との戦争や中国が戦場になったりするので、今の時期とても微妙なのです。
 
 円高も最近一服状態で喜んでいます。80円を割ると大変だと思ったのですが、82円くらいまでは戻しそうです。なんとか90円台まで戻れば企業業績も大幅に改善すると思います。また株価もダウ一万円位まで戻せば、利益の出る株のあるのですが。もちつき相場と言って、冬のボーナスで株式を購入する向きもあるので期待しています。
 
 さて、今日は日中の生活や習慣の違いについて書きます。ただ最近学生さんに聞いて思ったのですが、中国でも地域差があって、この街と他の街では生活や習慣が大きく違うのだそうです。日本でもそんなことがありますが、(だからこそ「県民ショー」のような番組が成立するのです。)とりあえずおじさんが気付いたことを報告します。
 
 先程述べた習慣の違いはまず、この街ではバスの中で居眠りする人が大勢いることです。以前日本にいた時、乗り物の中で居眠りするのは日本人だけで、世界の他の国ではいつ盗まれるかわからないので、絶対乗り物の中では居眠りしないと聞きました。
 
 ところが、この街ではバスの中での居眠りは当然です。ついでにバスの中での飲食も当然なので、バスの折口にはゴミ箱が置いてあります。繁華街でバスが出発するのを待っていると、おじさんやおばさんが、食べ物や新聞をバスの中まで売りにきます。しかし、居眠りするのはこの街の習慣なのだそうです。理由はバスの路線が長く、乗っている時間が長いからだと学生さんは言っていました。他の街ではしないそうです。
 
 また、これもこの街の特徴なのですが、交通ルールを守りません。車道の横断はもちろん、信号機があっても青になるまで待たずどんどん渡ります。車の割り込みも当然で、高速道路では、路側帯もがんがん走ります。2車線道路だと反対車線を走るのは当然です。この街の日本人の人はよほどでないと自分で運転しないそうです。事故もとても多いです。中国に来て身の危険を感じたのは信号のない横断歩道を渡る時だけです。
 
 食べ物も立ち食いはもちろん、持ち歩いて食べるのもOKです。学生さんどころか、スクールバスに乗って大学D区に行くので間違いなく大学の先生だと思うのですが、片手に万頭、片手に豆乳を持って、立ち食いしています。他の先生も当然という顔をしています。スクールバスの中まで持ちこんで食べる先生もいます。
 
 麺(面)の食べ方もおもしろいです。必ず下からかき混ぜて食べるのです。下の方に辛い汁があるので、かき回さないとだめなのです。具も下の方に入っています。おまけに面の量も半端でなく、普通で2玉、大だと3玉面が入っています。最初お腹がすいたので、大にしたら食べきれませんでした。どんぶり(器)も大きいです。金属製の容器に入っている面もあります。
 
 ご飯は御代り自由です。とにかくこの街の人は良く御飯を食べます。女子大生でも、びっくりするほど御飯を食べます。それでいて、やせているのは多分運動量だと思います。車に乗らず歩いて生活するからです。
 
 トイレについてもおもしろいです。あの有名なニーハオトイレ(扉のないトイレ)も大学構内にあります。それに、扉が半分しかないトイレもあります。古い建物は大体そうで、一番きれいな高層ビル(24階建て)の主教学棟(主教学楼)でもトイレによっては、扉が半分のものもあります。それが何と1階正面玄関横のトイレなので驚きました。
 
 もちろん扉は半分ですが、よく掃除されていてきれいです。日本と同じ大きな扉のトイレもあります。この3つが混在しているのです。掃除と言えば、ある陸橋だけを専門に掃除するおばさんがいます。その陸橋は大学の裏門前ですが、何と陸橋の階段の上に水道の蛇口があって、いつも陸橋を水ぶきしています。別の陸橋にはエスカレーターがあるのですが、動いているのはほとんど見たことがありません。
 
 本当に中国は謎に満ちています。ツマクマのブログ「チャレンジおばさんの中国日記」には、中国の日常生活が出ているのでそちらも見てください。明日から授業開始です。