新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中国日曜日の出来事

 今日は朝雨が降っていたのですが、午後には上がりました。気温も去年に比べると暖かい感じです。去年は毎日暖房を入れていました。昨日書いたようにツマクマは父親の法事があるので、先に日本に帰国しました。昨日は子供たちや孫たちと会食会だったそうです。
 
 さて、今日はおじさんのマンションのあるB区が前面的に停電なので、外で一日過ごしました。午前8時きっかりに停電が始まりました。おじさんの階は10階なので、降りるのも一苦労です。それで朝食も7時過ぎからになりました。本当は8時くらいからで良いのですが、電気がないとトースターを使えないのです。お茶はガスがあるので何とかなるのですが、常食のパンが焼けないと食べられません。
 
 以前トースターがない頃、レンジで温めていたのですが、やはりおいしくなかったので、とうとうトースターを買いました。中国ではパンを焼いて食べる習慣がないので、トースターも種類がほとんどありませんでした。今はおかげで重宝しています。
 
 日曜日なので今日は1時間くらい離れた繁華街の教会です。教会に行き出して2年半近くなるので、教会に行くのも慣れたものです。一番最初に教会に行ったときには、どきどきしました。それでも日本の教会と同じ讃美歌が流れていたので感動しました。
 
 その頃は何一つ中国語が分からなかったのですが、今では部分的ですが聞き取れるようになって、知っている中国語の部分は思い切り大きな声で歌っています。もちろん正式に中国語を学んだことがないおじさんですから、ピンインなど無視です。耳に聞こえる中国語を参考に歌っています。
 
 今日は礼拝後に結婚式があっていました。聖歌隊の方も普段はブルーの襟なのですが、結婚式の讃美歌をうたう時は赤に換えていました。中国では赤はとても縁起の良い色なのです。逆に日本では清潔を表す白は時としてお葬式の色でもあります。あるドラマを見ていると白の服装で整列していましたが、それは葬式なのです。
 
 街は相変わらず賑やかです。日本に行った教え子(ゼミ生)が日本の街は皆用事で歩いているので、あわただしいし、繁華街以外はとても寂しいと言っていました。東京にいるのですが、そう感じるのだそうです。今大都市以外はどこの街も寂れています。日本のおじさんの街でも同様です。かっての繁華街も今では通り人もまばらです。
 
 やはり少子高齢社会は寂しいものです。以前はこのままでは人出不足になると言われたものですが、今では仕事がなくて困っている状態です。アルバイト程度のものでもなかなか見つからないようです。それにデフレも進行して、お店は安売りしなくてはやっていけない状態のようです。以前は国民の最大の課題はインフレ対策だったのですが。
 
 中国では明らかにインフレが進行しています。日本では無理にインフレターゲットインフレ目標)を設定しないと、値上がりしないのと対象的です。一番日本と中国との違いを感じるのは人間の多さです。平日でも大勢の人が歩いています。それと赤ちゃんの数の多さです。これから生まれる子供も結構います。
 
 おじさんの日本の街では赤ちゃんの姿を見るのはまれです。それに中国は高齢者が圧倒的に少ないです。しかし、後20年後には中国も少子高齢社会になります。おじさんが20代の頃、日本も現在の中国と同じだったのです。移民でも受け入れない限り(多分日本の社会は拒否するでしょうが)少子高齢社会の中で日本は衰退していくと思います。
 
 明日は休業日なので、今日出来なかった洗濯・掃除・食事作り・期末テスト問題作り・日本概況資料作りと盛り沢山の仕事が待っています。