新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

スピーチコンテスがありました。

 今日は朝濃霧で案の定午後は晴れになりました。今日はD区で授業の後日本語スピーチコンテストがありました。おかげで、今帰ってきたところです。(中国時間で午後8時過ぎ)
 
 と言っても、そんな時間までスピーチコンテストがあったわけではありません。2時から5時くらいまでありました。今回は出場者を指名したのに、自信がなくて辞退する人が多くて去年より早く終わりました。
 
 スピーチコンテストは、「中日友好にできること」と言う題で5分間スピーチするのです。これは全国スピーチコンテストの校内予選も兼ねています。対象は2年生・3年生が中心です。特別優秀な1年生も1人参加していました。出場者は2年生が6人と3年生が13人で計20人でやりました。
 
 結果はおじさんが作文指導をしている学生さんが1位と3位に入賞したので面目を保ちました。1位の学生さんは、普段考えていた以上に優秀でした。この学生さんは、将来日本に行って経済学の勉強がしたいと言っていました。それで外国語学院の資料室にある、「経済学入門」(入門と言っても相当専門的な本です。)を貸してあげました。
 
 中国では、日本の本を入手できにくいので、本を全部コピーするのです。日本で買うと3000円以上する本が、コピーだと500円くらいでできるのだそうです。中国のコピーの値段は滅茶苦茶に安いです。1枚1円の感覚です。ですから、500ページくらいの本でも安く済むのです。
 
 今回のスピーチコンテストでは6人(1位1人2位2人3位3人)の入賞者がでました。その入賞者は3月頃に再度校内選考をして、学校代表を決定するのです。学校代表になると、去年は成都であった西南部の地方予選に出場します。そこで特選(2名)に選ばれると、今度は日本である大会に出場することになります。
 
 もちろん交通費や滞在費は主催者持ちで、大会後1週間くらい日本で過ごすことになります。3年くらい前に日本に学生さんが行ったそうです。この2年間は3位入賞と言ったところです。この大会では、規定(5分間スピーチ)の他に即席の3分間スピーチがあります。
 
 規定の5分間スピーチは事前に指導できるのですが、即席の3分間スピーチは事前の準備ということが難しいので、大変です。一応、これまで出題されたテーマをもとに事前の準備をするのですが、なかなか難しいようです。2年前は規定はでは特選の範囲内だった学生さんが即席のスピーチで逆転負けしたことがありました。
 
 今日は朝7時に家を出て、帰ってきたのが8時過ぎなので、12時間以上出ていました。大会終了後は日本語学部の先生の懇親食事会だったのです。食べ切れないほど沢山料理がでました。今ツマクマが日本に帰っているので、残り物を持って帰るよう勧められました。
 
 段々四川料理に慣れてきて、結構辛い料理も食べれるようになりました。明日は午前と午後に1コマずつ授業があります。それでやっと週末です。今日は本来授業があったので、その授業は2週間後の月曜日にやることになりました。月曜日は本来休業日なのですが、仕方ありません。